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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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筑波サーキットで、ASM筑波スペシャル2017仕様をシェイクダウンしました。
<2017年変更部品>
(1)GOODRIDGE 燃料ホース (2)中古ステアリングラック (3)ラジエーター・オイルクーラー小型化 (4)TOYOTA純正電動ウォーターポンプ改 (5)DAVIES,CRAIG EWPコントローラー (6)RECARO 新モータースポーツシート試作品 (7)dba ブレーキローター
(1)は事前確認不足で配管ミスを発見してエンジン始動まで時間がかかり、嫌な予感がする始まりでした。(2)の中古ステアリングラックは、OUT-INでは問題なかったのですが途中から電動パワステが効かなくなったので、電気か機械か原因を特定しないといけません。
(3)小型ラジエーターとオイルクーラーは、水温80-85度/油温120-125度と言う結果でした。連続周回した場合、水温はこれぐらいで安定するけど油温は徐々に上がる可能性があり、もしかすると油温に引っ張られて水温も上がる可能性があります。Setlab製コアには去年と今年の中間サイズが設定されているので少しだけ大型化し、油水温の差を減らします。油温が下がるなら水温はOK、油圧は問題ありませんでした。
信頼性を優先して装着した(4)は、走行テストに集中するため常時電源ONで走行したところ、初歩的な確認漏れに因りヒューズが飛んで電動ウォーターポンプが停止し、水温100度まで急上昇してクーラント漏れトラブルが発生したため、(5)DAVIES,CRAIG EWPコントローラー制御に変更してテスト継続です。
ところが、重大トラブルは終わりませんでした。3ヒート目走行開始直後に電動ウォーターポンプ内部が破損して水を送らなくなり緊急ピットイン、水温は140度に達してチーム内は重苦しい空気のままテスト終了しました。
内視鏡で目視確認する限りは問題ありませんが、運が良かっただけです。コストをかけて修理できるなら、エンジンを降ろして点検すれば細かな歪みや不具合があるかもしれません。壊れた電動ウォーターポンプ内部を確認したところ、原因と思われる部分がありました。次回走行は12月の筑波スーパーバトル本番、電動ウォーターポンプ・油温・電動パワステ問題を解消しなければいけません。
■2017年9月筑波テスト チームメンバー(順不同)
ドライバー:加藤寛規選手 チーフエンジニア:坂上 メカニック:阿部 エンジンマネジメント:田原さん(戸田レーシング)
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3411
2013年11月富士テスト2回目、ベスト更新と深刻な問題
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